さて、皆さんはカードローンの未来はどのようなものになると予想出来るでしょうか？
これからのカードローン業界に暗雲？！でも解説した通り、過払い返還訴訟と総量規制という津波は、カードローン業者をこの先もまだまだ厳しい状況にさせるであろうと予想されています。
では私たちにとってはどうなのでしょうか？
今回は私たちから見た、カードローンの未来について考えてみましょう。
総量規制のおかげで、多重債務者にむやみにお金を貸せなくなってしまった今、カードローン業界はとにかく「新規顧客の獲得」が生命線です。
カードローン業界にとって、今の新規開拓先は「カードローンに興味が無い人」と言われています。しかし興味が無い人にお金を借りさせるというのは、農家に米を売るようなもの、という気がしますよね。とにかく今必要ないんだからカードローンなんて申し込まないよ、という人の方が多いのではないでしょうか。
そこで予想される業界の次の一手が「サービスの向上」です。
現在は「入会だけでポイントが貰える！」というキャンペーンを行っている所もありますし、利用予定が無くてもローンカードを持つ事が出来ます。「潜在的な利用者を増やしたい」業界の思惑が見え隠れしていますね。
審査に時間がかかるタイプのカードローンもあるので、ユーザーにとっては余裕のある時にそういったキャンペーンを利用して「とりあえず持っておく」と、「万一に備えておける」という魅力がある、とも言えます。何しろ急いでいる時にカード発行まで数日待たされては堪りませんからね。
かつては「来店不要」というのが、カードローンの売りの1つでしたが、最近はネットで申し込みから借り入れ・返済まで完結出来るカードローンが人気です。一昔前では考えられませんでしたが、携帯電話からでも申し込みや、借り入れをする事が出来るというのは、「忙しい人にもとても便利」という魅力になっています。
このようにカードローンのサービスは常に時代に合わせて向上してきました。
今後も「この時代」「こんな状況」ならではの、便利でお役立ちなサービスが産まれていくのではないでしょうか。
そしてもちろん、その利便性を無計画に使ってしまっては元も子もありません。サービスの向上に伴い、私たちの利用意識も向上させてこそ、カードローンの未来は便利で安心なものになるのです。
