ネットを見ていると様々なサイトでカードローンの紹介を見かけます。広告中心でメリットばかりを挙げるサイトがほとんどですが、中には率直にデメリットを挙げて書いているところもあります。
ですが、カードローン自体は決して悪いものではありません。法律の範囲内で行なわれているローンであり、違法なものでも、この世から排他すべきものでもありません。
しかし、一方で「お金は人を狂わせるもの」と昔から言われています。
これはカードローンも然りです。カードローンで得たお金というのは「借金」以外のなにものでもないのですが、ついつい「自分のお金」と錯覚してしまう。それがカードローン、しいてはお金の魔力とも言えるかもしれませんね。
つまり、問題はカードローンというシステムではなく、「カードローンという魔力に負けてしまう甘え」にあるとも言えるかもしれません。その点をしっかりと理解しておく事がカードローンの魔力に負けないためにも必要なものになってくるのです。
多重債務で悩んでいる人や、自己破産を行なってしまった人も、初めから自己破産や多重債務になるつもりでカードローンを行なっていたわけではない、のです。いつの間にかそうなってしまった。それが事実なのではないでしょうか。
お金の魔力というのは、歴史的にも色々な問題を引き起こしてきました。お金というものがなければ、こうしたドラマが展開されることもなかったと思いますが、それがお金の持つ一面でもあります。
例えばカードローンをお酒と比べてみましょう。お酒と言うのは法律で禁止されているものでも何でもなく、簡単に購入することができます。楽しく飲めば人生を豊かにしてくれるものですが、ひとたび飲みすぎると健康を損ね、依存症になってしまうと、人生を大きく狂わせてしまうことがあります。
では、お酒が悪いのかと言うと、そんなことはありませんよね。
これはお酒を飲む人の「お酒への考え方」と「飲み方」の問題次第なのです。
カードローンもこれと全く同じで、良いものになるか悪いものになるかどうかは、使う人の「お金への考え方」と「借り方」の問題次第です。
お酒もお金も「付き合い方を覚える」ということが、人生を豊かにするためにとても大切なことなんですね。